今回の回顧シリーズは2本立てです。
・自分なりのマウスピースの選び方
・willie'sマウスピースとの出会い
のお話になっています。
マウスピース選びのご参考に、そして、
トロンボーン吹きの方でしたらおそらく
かなりの方がご存じかと思われる、
willie'sマウスピース
にご興味のある方、
ぜひご覧ください!
(ここから)
マウスピース。
それは、管楽器奏者にとって、なくてはならない存在。。。
どんな異性とよりも数多く唇を触れ、ときには甘く、ときには艶やかな音を醸し出す。。。
数多くの相手と付き合うこともあれば、たった一つの相手を大切にすることもあり、そんな、男女関係の縮図のような・・・・・
・・・ごほっごほっ。
話が変な方に行きそうなので自粛。
さて。
土曜日、「willie'sマウスピース」の試奏に行ってまいりました♪
早速ですがレポートさせていただきます。
というかレポートしたいっ♪
稚拙な文章にて分かりにくいところもあるかと思いますがご容赦ください。
また、これは完璧に主観になりますので、マウスピース選択の参考程度に捉えていただければ幸いです。
(内容的にはwillieさんに了解を取っております^^)
■willie'sマウスピースとは
willieさんが手がける、【くっきりした明るい音色・疲れにくく容易なコントロール】
などをコンセプトにした、こだわりのトロンボーン用マウスピース。
まさに、「これからのマウスピース」。
Concert、Be-Bop、Monsterの3タイプがある。
※写真はwillesマウスピース。左がMonster。右がConcert
※主な仕様はこちらをご覧くださいm(_ _)m
https://willies-custom-brass.jp/media/willies2018-04JP.pdf
■比較対象
サイズ (Bach規格)1 1/2G、2Gの
・Bach版(自己所有。最も利用数が高い)
・willies Concert (いわゆる通常版)
・willies Monster (いわゆるミディアムヘビー版)
※Be-Bopは利用シーンが想定外だったので除きました。すみません。。orz
■使用楽器
Bachの50B3O (24年モノ)
■課題
1:今の組み合わせ(Bach-Bach)では音色の変化をつけても全体的にダークになりやすく
(好きな音ではありますが)、もう少し主張できる音色がほしい。
2:発音される音がもう少し前(ベルより先)にほしい
3:リム内径サイズが微妙。(2Gでは低音が吹きづらく、1 1/2Gでは高音が吹きづらい)
無理をすると吹きづらいほうの音色が変わってしまうこともあり。。
■目的
課題1~3に満足するマウスピースであるかを試す。
微妙な点があればオーダーメイドを検討する。
※ある程度のサイズ指定にも対応していただけます♪もちろん費用はかかりますが^^。
■試奏場所
ジョイブラス
https://www.joybrass.co.jp/
■試奏開始
【いつものマウスピースでウォーミングアップ】
だって、しばらくテナーバス頭だったもんで^^;
Bach 1-1/2G、2G両サイズで音域広めにリップスラーなどを行う。感触を取り戻すため。
【Concertを試奏】
Bachのマウスピースからの変更が最も違和感なくでき、かつ、
50B3との組み合わせで確実ににスペックがひと回り、ふた回り増すような感じでした。
音場感が広がり、音色もいやみなく明るくなる感じ。
表現が難しいですが、モジモジ⇒叫ぶ、みたいなのではなく、
うつむきがちな顔を上げるような、という感じの明るさの増し方。
抵抗も少なく吹きやすいです。音域による音色さも少なく、音量もコントロールしやすい。
いきなり気持ちがぐらっときましたw
<課題別満足度:5点満点>
1:4点
2:5点
3:わかってはいましたが、ここはBachと同じ感触です。
でも音色差は発生しにくかったです。
【Monsterを試奏】
いい意味でBachのバストロが化けてくれます!Concert同様、音場感が広がり、
発音ポイントが前になります。
Concertと違うのは、より明るく、目を見開いたような音になることでしょうか。
あと、音色に透明感が増す感じがします。
課題でもある、主張できる音についてはこちらのほうが効果が大きいです。
ミディアムヘビーウェイトでその効果を狙うケースは多いでしょうが、
これはヘビーのデメリットである抵抗感がそれほどなく、唇のプレスも小さくてすみました。
(実際、数時間後には完全に唇の跡が消えてました^^。)

20090307173840
<課題別満足度:5点満点>
1:5点
2:5点
3:わかってはいましたが、ここはBachと同じ感触です。
でも音色差は発生しにくかったです。
(余談)
Monsterみたいなマウスピースをオケで使えるかなと少々不安でしたが
willieさん曰く「僕、使ってます(笑)」
はい、クリア~♪
【結果】
自分の課題克服という点では、まずMonsterを使いまわしてみたいという結論。
ただ、Concertであればステージを選ばないかなという安心感もあるかとおもいます。
最終的には、きわめて個人的な問題である、課題3「リム内径サイズが微妙」が残ります。
このため、この中間サイズをお願いしようかと思います。
・・・ないんですよ。
このあたりのサイズって。市販品がw
その他保険的な意味で、リムを若干厚めにしていただき、音の逃げを防ぎたいです。
【全体的な感想】
willieさんがシャイアーズ使いということもあるでしょうけれど、これ、
シャイアーズのTbと組み合わせたらもっと特徴がハッキリするかもしれません。
Monsterなどその名前よろしくきっと相当派手なサウンドにw
そういう意味では、Bachとの組み合わせによって、
ちょうど私好みの良いバランスになるなという印象でした。
Bach50B3(O)は、おそらく最も利用者(元利用者)が多い楽器。
試してみる価値ありですよ!!
それと、どちらを選んでも
・吹きやすく疲れないこと。
・音量差がつけやすいこと。
・高音から低音まで音色差が出にくいこと。
かなり、感動しました!!
【試奏をおえて】
とにかく手にしたくて即決しかけましたが^^、ジョイブラスの店員さんからの
適切なアドバイス「お店の立場で言えば買ってほしいがw、一度要望を整理して決めたほう
がよいのでは?」に従うことにしました。
私にとっては、これを機会に前述の課題3「リム内径サイズが微妙」を克服したいので。
もし、Bach規格マウスピースサイズで問題ない方は、多分、買って帰ることになるでしょう。
あと引きますよ~。この感触は♪
以上、長々とすみませんでした。
こういうマウスピースに出会わせてくれたwillieさんに感謝!m(_ _)m
続きの記事はこちら
https://brassgaban.net/2020/08/05/kaiko_williesmp2/