年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

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コンクールを終えて

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本選当日までの1週間

8月12日、コンクール本選を迎えます。
ここまでの1週間をどう使うか、大変悩ましかったです。

とにかく、誰も踏み入れたことのない世界。

どうすれば、生徒と先生がベストを尽くせるのか
そもそもベストってなんだろう

まず配慮したのは、生徒の疲労

体力面、精神面両方。

体力面は、自覚できない疲労がたまり、スタミナ切れを起こし、
当時になって音が鳴らなくなることを防がなければなりません。
これを防ぐには、克服できる強靭な身体を作るか、休ませることになりますが、
経験上、後者の方がこの学校には合います。
練習時間を半分にし、疲労回復と、むしろ吹きたいという欲求を翌日の
集中力につなげてもらう方向です。

精神面は、同じく疲労からくる集中力の欠如と、他の悩みの解消。
集中力の欠如は言わずもがなとして、他の悩みとは、いわば心境の変化です。

少し逸れますが、特に最近の心境の変化はこんな形で起こります。

・前年のコンクール終了後、新体制に変わります。
・その時は二年生、一年生の体制になります。
・二年生は、先輩に負けない成果を上げることを目標にします(例:来年は本選行くぞー)
・一年生は、新二年生に頑張ってついていこうとします。
・4月に進級し、二年生は三年生に、一年生は二年生になります。
・三年生は受験勉強との両立という課題が現実味を増してきます。
・この時、仮に頑張り続けたとして、いつまで部活は続くのか、受験は?という悩みに直面します。
・二年生は、自身の成長を感じ始め、より、目標への意欲を高めます。
・三年生は、自身の問題、二年生への期待に答えたいという気持ちの両方を抱え始めます。
・三年生のトーンダウン、チームワークの乱れが起き始めます。

こう言った心境の変化を克服するため、
三年生は気持ちとチームワークを最大限高め、コンクールに臨むのです。

気持ちの整理自体が本人の成長にも繋がると思うので、そこは頑張って欲しいのですが、
いざ本選への現実味が増すと、改めてトーンの違いが出てきます。

これは仕方のないことと思いますが、保護者だって子育てのベストを尽くしたい。
仮に、全国大会までの予定を立てて、ここまでは部活優先でいてくださいと言ったところで、
本気で保護者と部員が一体になってそれを実現できるのは、そもそもそれを目的で入学する
全国大会常連校や、それを目指す学校くらいかと思います。

なので、特に三年生は、塾の夏期講習に行けなくなるのか、
それを親にどう話せばいいのか、というのが聞こえてきます。
遅れをどうカバーするのか、というのは流石にみんな自分たちで考えますが、
それを親に伝えるのが怖いこと言うのもいるものです。

これをフォローするために、生徒に確認し、必要のある子に対しては
顧問の方から連絡し、事情を説明し、理解いただくか、折衷案を探します。(最悪、本番だけ出るとか。)

幸い、そう言う自体になった子はほとんどおらず、むしろ多くの保護者の理解を得られ、
感謝のお手紙すら頂けたこともあったようです。
すごく大切なことを乗り切れたような気がします。(顧問、談w)

あとは、進むだけ、とはいかず。。。

さて、あとは進むだけ。
午前集中でコンクール練を稼働。午後は二年を中心に一年生と新体制で特にパート練習、
と言うスケジュールをスタートしました。
当然、二年生の疲労が想定されましたので、最終日は午後なし、までは決めていました。
とはいえ様子が気になり、週の真ん中8/9に訪問したところ、明らかに見える疲労。
・・・どんだけ午前集中しとるんじゃ笑
急遽、木曜午後は二年は楽器をしまい、一年を見ることに専念、に切り替え。
切り替えてから気づきましたが、意外とこう言うスタイルは貴重だったりします。

本選当日

朝、合奏指導の先生にお越しいただき、いつもの通り、ウォーミングアップと慣らしの合奏。

非常に落ち着いた、まとまりのある良い演奏に。
実は月曜に予選の録音を聞いた生徒の大半が、もっとこうしたいと言う声を上げ、それにも
取り組んでいたようです。まったくもう、この子たちは笑

ただ、疲労は隠せぬようで、すぐにこれ以上はまずいと判断。
もともと1時間しか想定していなかった練習の間に合計20分の休憩を入れ
あとは吹かないか、ポイントの練習のみ。
はい。これで十分です。

移動後、少し時間があったのですが、みんな不要な不安を抱えないようにしていたのか、
本当に抱えていなかったのかわかりませんが笑、他の学校が楽譜とにらめっこしている中、
みんなテスト勉強していました笑

・・・周りから見たら変な学校だったでしょうね。ウチ。
最高です。三年生w
自分たちのことをよくわかっているのでしょうね。

懸案の音出し部屋(笑)もこんな感じですから、ソリストがポイントをさらったり、
本番当日まで苦手なダブルタンギングをさらっている子などはいましたが、あとは
楽器を置いてしまい、のんびりしていました笑

本番

私はパーカスの搬入をサポートするため、袖でしか聞いていませんでしたが、予定通り
予選の実力を落とさない+月曜以降のこだわりは発揮できたと思います。

・・・ただ、周りもとても上手だった。

本番を終えて

結果として、さらに上の大会に進むことは出来ませんでした。
コンクールメンバー、いろんな受け取り方があったでしょう。

今年の特徴かなとも思ったのが、帰りのバスの中。
予選で金賞+本選が決まった時もそうだったのですが、
通常、金賞を取った帰りのバスの中って、すごくうるさいです笑
ただ今年は両日とも、大変静か。
一部のパートがおしゃべりしているか、あとは爆睡。

すごい集中力ですよね^^

教室に戻り、楽器をしまい、生徒を集め、先生が講評を共有しました。
あと、本選って、指揮者賞と言うのもいただけるのですね。(全団体ですが)
実は顧問の先生、ご自身の棒にも悩み、めげず、5年間で大分
良い形になってきたなと思っていましたが、それが報われたことも
嬉しかったりします。生徒とみんなで拍手しちゃいました笑

いよいよ解散ですが、ここにきて
三年生は、これで引退。
この実感が溢れてきたのか、なかなか感慨深い光景になりました。
これは毎年のことですけどね笑

毎年言っていますが、ここまで来れたのは、みんなの努力も去ることながら、
これまでより良く、と、先輩方が積み上げてきたものの上にあることを
改めて伝えました。

さ、夏休みの後は新体制です。
また新しい思い出を作っていってほしいです。
そして三年生は受験頑張って、半年後にまた顔だしてほしいです笑

裏話

今年は収穫の多い年であったことは間違いないです。
本選に行けるか行けないかの違い、
講師陣の取りまとめ、
練習の組み方、
目的をどう据えるか次第ですが、できる事はまだまだあるなと思った次第。
(・・・続けられるかは今後もお手伝いさせてもらえればの話ですが。これも毎年言ってます笑)

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執筆者:

ご縁をいただき地元中学校の吹奏楽部をお手伝いしているアマチュアバストロ吹きです。
<子供達が自主的に取り組み、音楽がより好きになる。>
そんな部活動になればと日々関わっています。
家族、保護者、プロや専門の方など、色々な方の力をお借りしながら、現場で子供達とあれこれ取り組みながら、
気がつけば12年目。何かを残しておければと思いブログにしてみました。

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